【日本の心】三味線の名曲・人気曲まとめ
和楽器の代表格、三味線。
もちろん昔ながらの曲を演奏するのにも使われますが、ソロで激しい曲を披露出来たり、ロックバンドとコラボしたりと、伝統的かつパフォーマンス力の高い楽器です。
今回、この記事では三味線が使用されている楽曲をたくさんご紹介していきます。
古い作品から最新曲までそろえています!
もしかしたらこれから三味線を始めようと思っている人にとって参考になる内容かもしれませんので、ぜひ最後までチェックしていってください!
もくじ
- 【日本の心】三味線の名曲・人気曲まとめ
- 南部俵積唄金三郎・麻耶
- 荒城の月
- 十三の砂山三橋美智也
- 浪曲 南部坂雪の別れ三波春夫(口演)
- 津軽よされ節澤田勝成
- さくら
- 勧進帳太明藏・太明十郎の会
- ZERO TO ONEKUNI-KEN
- Sweet Esquiva小山豊 meets 島裕介
- 千本桜黒うさP
- 黒田節藤本華之将
- Rapid桃響futari
- よさこい節三萃園による試奏
- -縁の詩-上妻宏光
- 秋田荷方節はなわちえ
- 津軽あいや節木下恒存
- 佐渡おけさ木津かおり
- 津軽の四季遠藤英莉那
- 地平線永村幸治
- ソーラン節津軽三味線 我人
- こきりこ節桃響futari
- 春雨永野桃勢
- 老松杵家会徳島支部
- 長唄 越後獅子神楽坂の料亭にて
- じょんから新節高橋竹山
- 深海忍弥-NIYA-
- 津軽小原節木乃下真市
- 猫じゃ猫じゃ不明
- Paradise Has No Border志村けん × 東京スカパラダイスオーケストラ
【日本の心】三味線の名曲・人気曲まとめ
南部俵積唄金三郎・麻耶
『南部俵積唄』は、青森県三戸郡に伝わる大道芸人が披露した歌がルーツです。
お正月などお祝いの席で歌われることが多く、終始軽快でテンションが高い楽曲。
演奏は津軽三味線奏者の阿部金三郎さんと民謡歌手の根本麻耶さんです。
荒城の月
美しい西洋の音階と所々、和音階の響きを感じ取れる楽曲です。
哀愁ただようマイナースケールが心にしみる1曲。
この楽曲の歴史は古く、瀧廉太郎さんという明治時代の作曲家によって制作されました。
また、日本における初めての西洋音楽として知られています。
こちらの動画では、三味線の太棹を使って演奏。
和音階とは違うため、三味線の押さえるツボが多く、キレイに演奏するのは至難の技です。
日本人の心の琴線に触れる名曲なので、和楽器で演奏できたらいいですよね!
(Kotaro)
十三の砂山三橋美智也
当楽曲の歴史は古く、江戸中期に制作され、元々は舟唄でしたが、津軽三味線界の巨匠、高橋竹山さんが演奏したことにより、現在の三味線アレンジが出来上がりました。
また、当楽曲は津軽三味線ではあまり弾かない半音が多く使われており、歌手で津軽三味線奏者の三橋美智也さんによる演奏も、現在の『十三の砂山』に貢献しています。
比較的簡単な楽曲なので、初心者、もしくは三味線を習いたい人はこの曲から練習するのもありです。
(Kotaro)
浪曲 南部坂雪の別れ三波春夫(口演)
浪曲は落語や講談とともに「日本三大話芸」の一つとされ、節と語りで物語を進める演芸です。
三味線は主に節のあるところで伴奏に使用されますが、この音色も浪曲には大切な要素。
この演目は『忠臣蔵』の中の一幕で、人気も高い場面です。
大石内蔵助と瑤泉院との別れの場面が描かれたもので、本心を隠しながら別れのあいさつをする、苦しい心情が表現されています。
三味線の伴奏によって、その場面の内蔵助の心情やその場の空気が伝わってくるようです。
(河童巻き)
津軽よされ節澤田勝成
『津軽よされ節』は津軽五大民謡の一つです。
「よされ」とは「悪いことが起きる世は去れ」という意味。
独特の間を保つ三拍子と激しく打ちつけるような演奏が特徴的な難曲です。
澤田勝成さんは日本文化使節団として欧米やアジアなど60ヶ国以上でのライブ実績を誇る、ベテランの三味線演奏家。
卓越した実力で情熱的に『津軽よされ節』を演奏しています。
さくら
誰しもが一度は聴いたことがある名曲ですよね。
幕末に制作された曲で、作者は不明。
和音階といえば、どこかもの悲しさを感じますが、津軽三味線で演奏することで、激しいバチさばきが加わり、現代風のエモーショナルな曲に一変しています。
聴きどころは、出だしの繊細なアレンジと、後半部分のリズミカルなバチさばきが織りなす技。
津軽三味線を弾いてみたいと思われている方は、比較的簡単に演奏可能なので、この曲から練習しましょう!
(Kotaro)