福島の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
東北地方はもともと民謡の多い地域です。
古くからその土地に根付いた祭りの歌などがあります。
現地の人からすれば誰でも知っているような曲も多いですが、今回はもっと民謡の良さを知ってもらうために曲を集めました。
若い人などは今は馴染みがないかもしれませんので興味を持ってもらえるとうれしいです!
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福島の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
原釜大漁祝い唄小山みつな
江戸時代より北湊または原釜港と称され、藩祖米、塩の積出港として交易が盛んに行われ、昭和に入ってからは漁港としても修繕工事が行われ、それに伴い工業団地ができ、相馬の発展となった港です。
相馬は寒流の親潮と暖流の黒潮が季節によって交互し、魚の宝庫といわれた地域です。
詩の中には鰹や鯖や鯛などが出てきており、大漁だった時の景気のよい唄となっています。
三春盆踊唄村田賢治
福島県田村郡三春町に伝わる盆踊り唄で、三春という名前の由来は梅・桃・桜が一度に咲き、三つの春が同時に見られる事からつけられました。
三春盆唄は別名「三春甚句」とも呼ばれ、発祥は越後の甚句が会津に伝わり、いわき地方へと伝わってきました。
三春盆踊りは県内でも最も盛んで8月の盆の時期には三春各地で踊られています。
昔は朝まで盛大に踊っていた時期もあったそうです。
姉こもさ
仙北郡の鉱山でふいごを踏む人たちによって歌われていた労作唄で、もとは岩手県の祝い唄である「気仙坂」であったと言われています。
若い女性に諭すように語りかける歌詞と恋心を謳っていて、胸がキュンとするような曲になっています。
弥栄節
高岡市金屋町に伝わる『弥栄節』は、江戸時代からの伝統を持つ高岡鋳物作りの作業唄です。
鋳物作りの中で、板を踏む作業を、12人が一緒に調子をそろえなければならない、単純で過酷なものでした。
そこで疲れる心身を元気づけ足踏みを揃えるために自然に歌われだしたのが、始まりです。
常磐炭坑節芸の虫保存会
今では「スパリゾートハワイアンズ」と呼ばれている大型レジャー施設も昔は「常磐ハワイアンセンター」の名称で親しまれていました。
高度成長期時代は日本の資源の大事な一つは石炭でした。
「常磐炭坑節」はいわき市浜通りにある常磐住田で働く坑員が歌われたものが、お座敷唄となり酒席でも歌われるようになりました。
いわき市の財源だった炭坑が閉鎖された後に、ハワイアンズが誕生したのです。
今は炭鉱地であった場所は「いわき市石炭・化石館」と称した博物館になり、民謡も歌い継がれています。
阿武隈川情歌川奈真理
阿武隈川は福島県・宮城県を流れる川で、須賀川市では乙字ケ滝は地元では小ナイアガラと呼ばれ、二本松市を流れ名勝黒塚は堤防から見えます。
阿武隈川に流した笹舟に願いを込めるというのは、やはり東北地方の風習からでしょうか?